国語の問題を「積極法」で解いてみる
2024/6/4
国語の「勉強法」
仕事柄、「勉強法」というタイトルには、ついつい惹かれてしまいます。
先日も、何気なくYouTubeを見ていたところ、
「国語の勉強法」
についての動画がオススメに出てきたので、ついつい見てしまいました。
その動画の内容は、大学入試向けの内容だったので、正直
「あまり参考にはならないかな」
と思って見ていたのですが、1つおもしろい国語の問題の「解き方」が紹介されていました。
それが「積極法」です。
「積極法」とは
「積極法」とは、国語の「穴埋め問題」を解く時、それが選択問題の場合に
「選択肢を見ないで、文章の流れから、穴の部分の内容を予想して解く」
というものでした。
「これはなかなかいい練習法だな」
そう思いました。
国語が苦手な生徒は、選択肢の中から「消去法」で答えを選ぶことが多い。
けれども、それだと最後の2つで迷ってしまうことが多い。
そうではなく、選択肢を見ずに、文章の流れから、自分で
「ここには、この言葉が当てはまるのではないか」
と、1つ予想を入れてから選択肢を確認する。
そうすることで、読解力が高まる。
そのように解説されていました。
ドラマのセリフを「予想」
私は国語は得意な方ですが、そんな私も、そのような解き方をしていることがあります。
特に「接続詞」の問題などは、
「ここには『しかし』が入るかな」
というような感じで、予想しながら選択肢をチェックします。
それで選択肢にあれば、迷わず選択。
選択肢になければ、別の選択肢の中で当てはまるものを探す。
そのような感じで解いています。
「クセ」というわけではないのですが、文章内に「穴」があると、自然とその「穴の中身」を予想してしまうようになっています。
また、穴埋めだけでなく、
「文章の先の展開を予想する」
こともしています。
特に物語文を読む時などは、
「この話の流れからすると、きっとこういう話の展開になっていくんだろうな」
となんとなく予想してしまいます。
予想が当たると、「ああ、やっぱりな」と、ちょっとガッカリします。
逆に予想が外れると、「おお、これは予想外の展開だ」と、その先が気になります。
そのような感じで本を読んでいるので、ドラマを見ていても、先の展開を予想してしまいます。
「このドラマの話の流れだと、次のセリフは『お待ち下さい』って言うな」
と思って、ぼそっと
「お待ち下さい」
とつぶやいたら、ドラマ内で、俳優が本当にそのセリフを言い、母親がびっくりしていたことがありました。
特に「時代劇」などは、似たような話の流れが多いので、意外と次に出てくるセリフが予想できます。
話の流れがつかめる
この能力。活かす場面があるのかどうかはわかりません。
ただ、
「先の展開を予想することができる」
ということは、それだけその「文章の流れ」をつかめている、ということは言えるのかな、と思います。
ただ漫然と「文章を眺める」のではなく、「先を予想しながら」問題を解く。
これは読解力強化にいいかな、と思うので、やってみてほしいと思います。
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