英文和訳をすると「〇〇」の実力がわかる
2026/5/15
真の実力がわかる
中学3年生の受験生には、徐々に英文読解の練習を始めています。
設問を解くことはもちろんですが、それと並行して「全文和訳」をさせるようにしています。
この和訳をやらせてみると、いろいろなことが見えてきます。
まず感じるのは、
「仮に解答が合っていても、内容を正確に理解できていないケースが多い」
ということです。
選択問題で正解していても、実際に英文を日本語に訳してみると、意味が曖昧だったり、文のつながりがおかしかったりすることがあります。
つまり、「なんとなく」で解いてしまっているのです。
その意味で、英文和訳は英語の「真の実力」を測るうえで非常に有効なトレーニングです。
単語や文法、熟語の知識が不足していると、どうしてもぼんやりとした訳になってしまいます。
この点については、ある程度予想通りですし、これから学んでいけば改善できる部分でもあります。
意外にできない「漢字」
ただ、やってみて意外に感じるのは、英語以外の力です。
特に顕著に表れるのが、「漢字」の実力です。
和訳は日本語で書くため、当然ながら漢字で書く場面が出てきます。
不正確な訳も気になりますが、それ以上に「漢字が正しく書けない」生徒が非常に多いのが目立ちます。
中でも多いのが「送りがな」のミスです。
例えば、「訪ずれる」「確める」といったように、正しい形で書けていないケースが目立ちます。
入試の記述問題では、当然減点の対象になります。
本人は間違えていることにまるで気づいていないため、こちらで見逃すと、間違えたまま覚えてしまいます。
なので、非常に気を使ってチェックをしています。
英語の力を高めようとして取り組んでいる和訳ですが、実は国語の基礎力も同時に鍛えられている。
そのような印象です。
国語も同時に鍛えられる
逆に言えば、英文和訳を真剣に、丁寧に取り組めば、英語だけでなく国語の力も高めることができます。
自分の書いた訳を見直し、
「この漢字で合っているか」
「送りがなは正しいか」
「表現としておかしくないか」
と意識して確認するだけでも、大きな差が出てきます。
受験勉強は、教科ごとに完全に分かれているわけではありません。
一つの取り組みが、複数の力につながっていきます。
英文和訳は、英語の理解度を測るだけでなく、自分の「国語力」を見直す絶好の機会です。
文章内容だけでなく「表現の仕方」「漢字の正確性」にも意識を向けながら取り組んでほしいと思います。
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