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なぜ国語が苦手な生徒に「漢字を覚えろ」と言うのか②

2026/10/30

漢字は、意味をつかみやすい

では、なぜ語彙を増やすために「漢字」なのか。

漢字そのものに意味があるからです。

例えば、

「しんりん」

と、ひらがなで書かれているよりも、

「森林」

と、漢字で書かれていた方が、

「木に関係する言葉だな」

と意味を推測しやすくなります。

漢字というのは、とても便利です。

1つ1つの漢字の意味を知っていれば、初めて見る熟語でも、

「たぶん、こういう意味だろう」

と予想することができます。

意味が予想できるようになる

例えば、算数で出てくる「平均」。

小学生は、

「合計を個数で割れば出る」

と覚えていることが多いです。

もちろん、それでも計算はできます。

ただ、「平」は平ら、「均」には均しいという意味があります。

そう考えると、

「平均とは、でこぼこになっている数を、平らにならすことなんだな」

と、言葉そのものの意味が見えてきます。

「推測」という言葉も同じです。

「推す」「測る」という漢字の意味を知っていれば、

「何かを予想するような意味かな」

と予想できます。

そして、その意味で文章を読んでみる。

意味が通れば、おそらく理解は合っています。

さらに、時間があれば辞書で確認する。

自分で予想してから調べると、理解もより深まります。

漢字が得意な人は、できる

私自身、中学生の頃はほぼ毎日漢字を練習していました。

知らない言葉が出てきても、漢字から意味を予想しながら文章を読んでいました。

で、余裕があれば辞書で内容を確認していました。

そのようにして、語彙を増やしていきました。

いま振り返ってみると、それが国語を得意にした一つの要因だったのではないかと思っています。

生徒には何度言っても実行しないので、

「他の人は違うのかな…」

と思っていたのですが、私と同じように、

「漢字の意味から、熟語の意味を推測して語彙を増やす」

という方がいたので、自分の考え方は間違っていなかったんだな、と思っています。

確認したことはないですが、おそらく国語(特に漢字)が得意な生徒は、自然とそういうことをしているような気がします。

自分は漢字を鍛えることで、あわせて語彙を増やしてきました。

だから私は、国語が苦手な生徒に

「漢字を覚えろ」

と言っているのです。

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