「なが模試の結果」に見る、合格者の偏差値の推移
2026/11/5
なが模試のデータ
当塾では「なが模試」を実施しています。
この時期になると、「入試データ総覧」というものをいただけます。

こちらには、「合格者平均偏差値」が載っています。
過去、なが模試を受験した生徒が、
「どのくらいの偏差値で、どの高校に合格したのか」
というデータがまとめられています。
生徒の進路指導の参考にさせていただいています。
気づいたら、10年ぶんくらいのデータが手元にありました。
そこで、ふと
「過去の偏差値と、今の偏差値、違いがあるのだろうか?」
と思ったので、調べてみました。
高校別、偏差値推移
詳細な数値については「開示禁止」となっていますので、具体的な数値の公表は避けます。
当塾の卒業生の多い、「松本4校+豊科高校」の「合格者平均偏差値」が、2018年から2026年の間で、どれだけ変化したのかをまとめてみました。
松本深志:-4.4
松本県ヶ丘(探究):-4.9
松本県ヶ丘(普通):-4.2
松本蟻ヶ崎:-4.2
松本美須々ヶ丘:-4.8
豊科:-7.4
調べてみてびっくりしたのですが、どの高校も、軒並み偏差値が大幅に下がっています。
数値の推移をみると、
最も偏差値が高かった年は「2018と2019年」
最も偏差値が低かった年は「2025と2026年」
という感じでした。
全体的な傾向としては、2018年から2026年にかけて、
「年々偏差値がゆるやかに下がり続けている」
という状況でした。
これは、調べたすべての高校に当てはまる傾向です。
ここ数年は、「私立人気」が高いので、
「私立高校の数値は、下がっていないのではないか」
と思っていくつかの私立高校を見てみましたが、私立高校も公立高校と同じで
「10年前と比べると、偏差値は下がっている」
という状況でした。
唯一「松本蟻ヶ崎」だけは、2025年と比べて2026年の方が若干偏差値は上がっていました。
今年は倍率が高く、競争が激しかったので、その影響であったと思われます。
入りやすくなっている。が、…
個人的な、なんとなくの感覚で、
「最近は、松本三校であっても、だいぶ入りやすくなってきているな」
という印象を持っていました。
「この成績じゃ、ちょっと合格するのは厳しいだろう…」
そう思っていた生徒が、合格する。
そうしたことが増えてきているのですが、その個人的な感覚が「数値」としても証明されたような気がします。
なが模試の「合格者平均偏差値」を見る限り、どの高校も、10年前と比べると、明らかに
「入りやすくなっている」
と言えます。
受験生の立場からすれば、「うれしい」データだと思います。
ただ、教育に携わる立場の人間からすると、この状況はかなり「微妙」です。
「年々、生徒のレベルが下がっている」
ということが言えるからです。
今までは「なんとなく」という、自身の感覚だけで済ませていました。
が、実際にこうして「数値」という結果で見ると、改めてこの状況の厳しさを実感します。
「〇〇高校に合格しました!」
という結果だけで満足している場合ではない。
「きちんとした実力」を身につけさせた上で、希望する高校に進学する。
そうした生徒を育てていかなければいけないな。
そのようなことを、数値を調べて思いました。
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