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開校にあたり④

2016/2/15

「個別指導では、期待されているほど成績が上げられないのでは…」

そんな疑問を抱きながらいると、テスト前に「あること」が起きました。

入塾してすぐの生徒の勉強を見る機会がありました。
中3の9月に入った子でした。
正直この時期での入塾では、成績を上げるのはかなり厳しいです。
11月のテストまで時間も残りわずかですし、
まとまって復習する最後のチャンスだった夏休みも
もう終わってしまっています。

しかも話を聞くと、「中1から全く勉強していなかった!」とのこと。
確かに、通知表を確認すると…。

しかし、引き受けた以上は何とかしなければならない。
塾の授業以外にも、空いている時間、自習に来るよう指示しました。
特に成績の悪かった「数学」を何とかしようと思いました。
ですが、この時も他の生徒、特に中3生の面倒を見なくてはなりませんでした。

そこでその子には、点数が取れそうな部分を絞って
教科書を見て、解き方を自分で理解してから問題を解く
ように言いました。

まずは自分の力だけで問題を解かそうと思い、
あえて細かく解き方は教えませんでした。

中1から全く勉強してこなかった子です。
正直「それで理解できるだろうか?」という不安がありました。
ですが、やらせてみるときちんと解くことができました。

生徒は言いました。

「先生、教え方上手ですね。」

ですが、私はほとんど教えていません。
やるべき場所・問題を指示しただけです。
あとは生徒が自分の力だけで解けるようになりました。

そこで、私は言いました。
「俺は教えていないよ。君は自分の力で理解して解いたんだよ。
なんで勉強が『わからなかった』と思う?
それは『理解していなかった』からじゃなくて
何となく理解していたんだけど、
『問題が解けるようになるまで練習していなかった』

だけなんだよ。」

その後、自分で問題が解けることが分かったその生徒は、
自分でドンドン勉強を進めていきました。
結果、なんとかテストに間に合わせることができました。

数学の内申点も2ポイント上げてもらうことができました。
そのままだったら「高校に進学できない」ような状況でしたが、
何とか全日制の高校に進学することができました。

続く。

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