その場かぎりのやる気よりも…

お寺の標語

近所のお寺の前を通ると、このような「標語」が飾ってありました。

「その場かぎりのやる気よりも、日々の努力が実を結ぶ」

「我が意を得たり」と思い、思わず写真を撮ってしまいました。

テストが終わり、結果がよくないと、多くの生徒は「次、がんばります」と言います。

そして「終わった直後」は、がんばります。

ですが、時が経つにつれて「次、がんばります」と誓った言葉は、段々と薄れていきます。

そして、また次のテストで、思うような結果が出ない。

結果が出せない生徒というのは、この繰り返しです。

「その場かぎりのやる気」など、何の意味もありません。

大事なのは

「いかに日々継続するか」

です。

人間が成長できるかどうかは、この一点にかかっていると言ってもいいのではないか。そう思います。

「冬の寒さ」に耐えて

安曇野市はいま、桜が満開です。

桜がきれいな場所は、多くの人でにぎわっています。

ですが、この場所、つい３ヶ月前までは、寒々とした光景が広がっていました。

こちらが１月に撮った写真です。

花も咲かず、人もいません。

桜や花は、急に咲いたのではありません。

冬の寒い時期をひたすら耐え、暖かくなる時期をじっと待ち、そして今、満開の花を咲かせているのです。

人はどうしても「派手な結果」に目を奪われがちです。

ですが、その裏には「寒い時期を耐え忍んだ日々」が隠されているのです。

勉強もまた同じ

勉強もまた同じです。

ただ「テストの結果」「入試結果」だけ求めても、それはあまり意味がありません。

そこに至るまでの過程。

周りが遊んでいる中でも地道に努力をする。そうした「日々の努力」というものを大切にしてほしい。

生徒たちには、ただ派手な「結果」だけを追い求めるのではなく、地味な「日々の努力」を大事にしてほしい。

そう思っています。

多くの人は、桜の花に夢中ですが、ふと足元を見ると、ひっそりとたんぽぽが咲いていました。

桜の花もきれいですが、道端にひっそりと咲くたんぽぽもまた、春の訪れを感じさせてくれます。

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