「修正力」を身につける
2023/11/3
大事な「修正力」
生徒が実力を伸ばしていく上で大事なことの1つに、
「修正力」
というものがあります。
「伸びる子」と「伸び悩む子」の違いは色々あります。
が、その中の1つに、この「修正力」というものがあると思っています。
この「修正力」。
特に「難しい問題」を解かせた時に、より鮮明になります。
難しい問題で表れる「差」
基本的な問題を解いている場合。
ある程度の実力があれば、こうした問題で間違えることはあまりありません。
ですが、きちんと答えが出せている時には表れなかった「差」が、難しい問題を解かせてみると、浮き彫りになります。
難しい問題を解くと、なかなか答えまでたどりつきません。
途中で小さな「間違え」をしているために、なかなか答えにたどりつかない。
そうした場面が増えてきます。
修正力の「高い」生徒の場合、自分で間違えている部分を見つけるのが速いです。
また、間違えた部分を直して、正しい答えまでたどりつくことができます。
一方、修正力の「低い」生徒の場合、自分で間違えている部分をなかなか見つけられません。
実は「ちょっとしたミス」で答えが出ていないだけ。
なのに、その「ちょっとしたミス」に気がつかず、ドツボにはまっていってしまう。
そうしたことが起きやすいです。
「難しい問題」に慣れておく
「修正力」というのは、「難しい問題」を繰り返し解くことで身につきます。
修正力の低い生徒というのは、
「基本的な」
「解きやすい問題」
ばかりを解いていて、鍛えられていない印象を受けます。
そして、これは多くの小学生に感じる点でもあります。
小学校のテストは、基本的な内容が中心です。
そこである程度の点数が取れているため、満足してしまい、難しい問題でさらに練習していない。
こうした小学生が多いため、中学に入ってから苦戦しているように思います。
このあたりの「見極め」は、非常に難しいです。
ですが、中学に入ってからも実力を伸ばしていきたい。
もう少し具体的に言えば、
「蟻ヶ崎高校以上の高校に進学したい」
ということであれば、小学生のうちから、ある程度の「難しい問題」に慣れておく必要があります。
「小学校のテストはきちんとできているから、大丈夫」
と思っている保護者の方に、ちょっと注意しておいてほしい点です。
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