令和6年度長野県公立高校入試感想(国語)
2024/3/11
先日行われた
「令和6年度長野県公立高校入試」
の問題を解いた感想です。
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今日は「国語」です。
国語は「やや難」
国語はちょっと難しく感じました。
というのも、今回「30字以上」の記述問題が5問出ています。
この記述問題が、問2の問題以外はすべて「解きにくい」という感じだったからです。
なので、昨年と比べて平均点はちょっと下がるのではないかと予想します。
問一は説明文
問一は説明文でした。
オーソドックスな内容だと思います。
漢字、文法、書き抜き問題は簡単だと思います。
(3)の段落説明と(6)の記述問題が解きにくいという印象でした。
特に(6)については、その場で具体例を考えなければならないため、なかなか厳しかったのではないかと思います。
問二は話し合い
問二は、話し合いの内容整理でした。
ここは特に難しい問題はないかな、という感じです。
記述も、本文中の内容を書き抜けばいいだけなので、まとめやすい内容でした。
問三は誤字正誤
問三は漢字の誤字正誤でした。
①が難しいかな、という感じです。
③も意外にできない子がいるような気がします。
問四は古文
問4は古文でした。
ここはちょっと難しかったです。
正直、文章の内容はよくわかりませんでした。
それでもある程度問題は解けますが、(3)ⅰの記述と(4)は難しいと思います。
問五は物語文
問五は物語文でした。
オザワ部長「空とラッパと小倉トースト」という小説からの出題でした。
ここは「簡単な問題と難しい問題の差が激しい」という印象でした。
まず(5)と(7)の記述は、どちらも書きにくい感じでした。
特に(7)は60文字でまとめるのが、かなり難しいと感じました。
それ以外の問題は、簡単でした。
なお、ここ数年の長野県の入試の小説は、問題を解きながら読んでみると、結構面白かったので、購入する意欲が湧きました。
ですが、今年の小説は、正直あまりピンと来ませんでした。
その点がちょっと残念でした。
今後の対策
国語は「設問ごとの難易度の差」が大きいと感じます。
簡単な問題は「超簡単」、難しい問題は「激ムズ」。
ただし「超簡単」と思うには、
「ある程度の国語の基礎知識」
が必要となります。
例えば物語文で出てきた「歯に衣着せぬ」という表現。
知っている人であれば「常識」とも言える表現だと思いますが、知らない人にとっては「?」となると思います。
このような基礎知識を地道に身につけて、簡単な問題を確実に取る。
それは漢字・文法も同様です。
このあたりの「努力すれば身につく」部分の力を、着実に積み上げる。
国語は、まずこれが重要になると思います。
そして、さらに点数アップを狙うのであれば「記述対策」は欠かせません。
記述問題を解けるようにするには、まずは「書く」ことが大事です。
過去問などの記述問題を使って、問題演習をしっかりと積み上げてほしいと思います。
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