読まないねぇ…
2024/3/22
国語の練習をしているが…
現在、春期講習真っ最中です。
講習に参加している生徒には、今年は「国語」の指導を多めに行っています。
普段は、なかなか国語を指導する時間が取れないのが現状です。
なので、少しゆとりがあるこの時期に、生徒の「国語力」を確認しておこうと思い、今年は国語に力を入れています。
そこで気づいたのが、
「みんな、読んでいないなぁ…」
ということです。
「学力高め」の生徒でも
よくわかるのが「作文」です。
生徒の作文を添削していると、
「これ、条件を満たしていないじゃないか」
と思うものがいくつも出てきます。
設問に
「〇〇のようにして答えよ」
と書かれているのに、そのように書かれていない。
また、自分の書いた作文と、模範解答を照らし合わせてみて、自己採点をする。
この時に、全然解答の趣旨と違う内容が書かれているにもかかわらず、平気で「○」という評価をしてしまう。
作文を課しているのは、比較的「学力が高い層」の生徒たちです。
それでもこの体たらく。
これでは、なかなか実力はつきません。
「読解力」がカギ
力を伸ばしていく生徒の学習スタイルは、どちらかというと「自分で理解していく」という生徒が多いです。
「人から説明を聞いたらなんとかなる」と考えている、受け身の姿勢の生徒は、伸びません。
そして「自分で理解していく」には、
「どれだけ書かれている内容を、理解することができるか」
という「読解力」がカギになります。
「読解力」は一朝一夕に身につきません。
日頃の地道な取り組みによって、ある時期を境にして、急速に力がつく。
そのようなものだと思っています。
今の生徒の「読む姿勢」では、とても読解力はつきません。
今の時期に、その点が確認できてよかったと思います。
特に受験生には、これから1年書けて、
「よく読む」
ということを、徹底して取り組ませていこうと思います。
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