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主体的に動くには、まず「知識」が必要である

2026/5/28

「主体性」を育てる

最近の教育では、

「主体的に考え、行動する力」

が重視されています。

自分で課題を見つけ、自分で考え、自分で行動する。

たしかに、これはとても大切な力です。

これができないため、日本人は海外で通用しない。

そうした危機感から、

「主体的に考えられる人材を、小さいうちから育てる」

そうした方針になっているのだと思います。

「主体性」言うけれど

ただ、現場で子供たちを指導している立場からすると、少し違和感を覚えることがあります。

それは、

主体的に考えて行動できる子ほど、一定程度の知識や学力を身につけている

という現実です。

特に勉強が苦手で、学力が低い子供たちは、

「自分で考えなさい」

と言われても、何をどう考えればよいのかわからない。

そこで「思考停止」に陥っている気がします。

普段の勉強でも同じです。

・基本的な知識がない
・解き方を知らない

そのような状態の子供たちに対して

「主体的に取り組もう」

と促しても、手が止まったままです。

「先生、次に何やったらいいですか?」

そう聞かれるのが、オチです。

大人からすれば

「そこを自分で考えて行動するんだろうが…」

と思うかもしれません。

しかし、子供たちからすると、そもそも自分で考え、行動する判断ができるだけの「材料」が身についていない。

だから、「動けない」のではないでしょうか。

まずは「基礎学力」

特に小学生の時期は、まだ知識の土台を作っている段階です。

この時期に必要なのは、

いきなり高度な主体性を求めること

ではなく、まずは

「基本的な知識をしっかり身につけさせる」

ことだと思います。

漢字、計算、語彙…。

昔の人が言うところの「読み、書き、そろばん」

こうした土台があって初めて、自分で考えるための「材料」が整っていくのではないでしょうか。

知識偏重や詰め込み型の教育には、確かに問題もあります。

しかし、

「知識を身につけること」

そのこと自体を軽く見てしまう風潮が、最近は強いように感じています。

これだと、かえって子供たちは、自分で考えて行動できないのではないでしょうか。

主体的に活動するためには、まず知識が必要です。

子供たちに本当に自立してほしいのであれば、最初から

「自分で考えなさい」

と突き放すのではなく、

考えるための材料を、大人がきちんと身につけさせる

それが、教育の出発点ではないかと思っています。

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