ジョブズが憧れた男

2021/8/25

最近、こちらの本を読みました。

スティーブ・ジョブズが憧れ、
孫正義が「大恩人」と呼ぶ
「日本人のサラリーマン」がいる…。

そんな話を聞いて、
「一体、どんな人物なのだろう？」
と思ってたどり着いたのがこの本です。

佐々木正。
今ではごく身近にある「電卓」ですが、
そうした状況に至るまでには、
日本のメーカー間の苛烈な競争がありました。

その「電卓戦争」を勝ち抜き、
電子立国日本の礎を築いた男。

「共創」の理念の元、
「人類の利益」のために
ライバル企業であっても惜しみなく
情報を提供する度量の大きさ。

インテル創業者が頼りにし、
スティーブ・ジョブズが憧れ、
サムスンを救い、
孫正義を見出した
先見性の高さ。

私達が抱く「サラリーマン」像を
はるかに超える規格外のスケールの大きさ。

「こんなサラリーマンが日本にいたんだ」
そう思わせる人物です。

今、日本のメーカーは全体的に
外国勢の勢いに押されて元気がない
ように思います。

ですが、こうした偉大な先輩がいた、
ということを知ると
「自分たちももっと頑張らないといけないな」
と、そんな風に思わせてもらえます。

一気に読める本だと思いますので、
オススメです。

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