睡眠時間を確保する
2021/12/14
受験生の中で、夜遅くまで勉強をする生徒が出てきました。
一見すると「頑張っていていい」と思われるかもしれません。
ですが、睡眠時間を削ってまで勉強するのは好ましくありません。
寝た方が覚えられる
睡眠には様々な効果があります。
疲労を回復するばかりでなく、「記憶を定着させる効果」もあると言われています。
睡眠を取らずに勉強するよりも、きちんと睡眠を取った方が記憶の定着がいいのです。
寝ないと効率が悪い
一方、睡眠時間を削って勉強した場合、確かに「見た目の」勉強時間は増えるかもしれません。
ですが、実際のところ、集中した状態で勉強できているかというと疑問が残ります。
半分寝たような状態で勉強をしても、効果は薄いです。
また、仮にその時は集中できていたとしても、次の日にダメージが残ります。
朝から睡眠不足の状態で1日を過ごすことになり、結果時間をムダにしてしまう、ということになりかねません。
長い目で見る
さらによくないのが、「生活リズムが乱れる」ということです。
生活リズムが乱れると、勉強の継続が難しくなります。
また、体調も崩しやすくなります。
入試が迫ってきているとはいえ、後期選抜までまだ3ヶ月近く残っています。
大事なのは「生活リズムを一定に保ちながら、毎日継続して努力する」ことです。
これをきちんとやった方が、最終的には勉強量を確保することができると思います。
「徹夜して勉強する」は過去の話
自分たちが受験生時代の時は、夜遅くまで勉強していました。
「遅くまで勉強することがすごい」
そうした風潮があったように思います。
ですが、いま振り返ってみると、夜遅くまで勉強しても、集中力は乱れるし、次の日、一日中眠いし、あまり効果的でなかったな、と思えます。
私が中3の時は、夏休みは「規則正しく」、冬休みは「夜遅くまで」という勉強スタイルを取っていました。
いま振り返ると、夏休みの時の方が、勉強時間は少なかったですが、効率よく勉強できていたと思います。
「徹夜して勉強するのが受験生」という考え方はもう過去の話だと思います。
もし受験生に戻るとしたら
結局、睡眠時間を削って勉強していたのは「自己満足」以外の、何物でもなかった気がします。
そちらの方が何も考えずに「勉強した感」が出るからです。
ですが、それは「勉強効率を考える」という面倒なことを放棄していただけだったのではないか。今ではそう思います。
もし、自分が受験生時代に戻れるとしたら、真っ先に「睡眠時間を削ること」をやめます。
逆に睡眠時間を最低6時間(できれば7時間)は確保することから考えます。
その上で「起きている時間で、ムダに過ごしてしまっている時間はないか」を徹底的に洗い出してなくしていく。そのようにすると思います。
もちろん、中には「夜型」の人もいると思います。そういう人は自分にあったスタイルでやればいいと思います。
とにかく大事なのは「生活リズムを一定にする」ことです。
極端な話、これが一番の受験対策ではないか。そう思います。
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ぜひご覧ください。