「全国学習塾協会」に入会しました

先日、「全国学習塾協会」に入会しました。

塾業界で唯一の「公益社団法人」になります。

きっかけ

協会の存在を知ったのは、数年前です。

ある塾の先生のブログをぼんやりと眺めていた時に、「協会の理事に就任した」という内容がありました。

「へ～、すごいな～」

と、何気なく見ていたのですが、その時のブログの内容が素晴らしく、その時から興味を持つようになりました。

ブログには、このようなことが書かれていました。

「協会の理事になったところで、儲かるようになるわけではない。むしろ本業以外の仕事をやらなければならなくなる」

「今まではこうした仕事はできるだけ避けてきた。けれども、これからは、このような『人がやりたがらない仕事』も引き受けていかなければならない、と思うようになった」

自分のことだけでなく、業界全体のことを考える。そうした姿勢に、非常に胸を打たれました。

「世の中には、こうやって『他人の利益』のために頑張っている塾の先生もいるんだな」

これが、こちらの協会に興味を持ったきっかけです。

なかなか踏み込めず

これがきっかけで、何度か「入会しようかな？」と思うことがありました。

協会主催のセミナーにも足を運びました。

ですが、なかなか「入会しよう！」という決断にまでいたりませんでした。

一番ネックになったのは「お金」です。

お金が発生するからには、何らかの「見返り」が欲しいと思うのが人情です。

「協会の理念は素晴らしいと思うけど、正直年会費は痛いな…」
「こういうのは、資本的に余裕のある大手が入会するものだよな」

と、あれこれと自分の中で言い訳をして、なかなか入会まで至りませんでした。

また、正直、そこまでの売上もなかったので、「金銭的に余裕がない」というのもありました。

そのような感じで、「気にはなるものの、入会まで踏み込めない」という状態がしばらく続いていました。

コロナ流行

そんな感じで時は過ぎ、塾の経営もだいぶ安定してきました。

「そろそろ入会しても大丈夫かな」

そう思っていた時に起こったのが「コロナ流行」です。

協会に入会どころが、自塾が果たして生き残れるのかどうか。

先がまったく見えない状況になり、とにかく今は生き残ることに集中しなければ。

そうして、またも協会の入会については保留となりました。

ただ、コロナが流行した時に困ったのが

「どのように対応していけばいいか、わからない」

という点でした。

どこまで対応すればいいのか。そうした「指針」というようなものがなかったので、精神的にかなり苦しみました。

そのような中、協会が「コロナ対応のガイドライン」をいち早く発表していました。

「いざという時に、こうした団体に所属しておいた方が、生徒や保護者の安心・安全が担保されるのかな」

そのようなことを思いました。

きっかけはYou Tube

そんなこんなで時は経ち、コロナの混乱の中でも何とか生き残ることができました。

ただ、忙しくなって逆に協会のことを忘れかけていた時、ある一本のYou Tube動画を見ました。

協会の安藤会長が出ている動画でした。

「あ、そういえば協会に入会しようと思ってたな…」

この動画で協会の存在を思い出し、コロナの中でもとりあえず生き残ることができたので、

「入会しても、すぐに塾が潰れてしまうことはないだろう」

と思って、先日、とうとう入会しました。

「無私」の心で

協会に入会しても、正直、塾に直接的なメリットはありません。

「公益社団法人に所属している」という社会的な信用くらいです。

ですが、なぜ今回協会に入会しようと思ったか。

一番は「無私」という点に惹かれたからです。

同じような「塾」を営む先生方が、自塾のことを後回しにして、生徒や教育業界のためにがんばっている。

そうした方々と共に、自分も微力ながら貢献したい。

この思いが一番強かったです。

あとは、経済的にも少し余裕が出てきたので、ちょっとでも塾の環境を整えることが、生徒の利益にもなるのかな、とも思いました。

今後は一協会員として、少しでも貢献することができればと思っています。

☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。