勝負の冬休み

冬休み、始まる

安曇野市の小中学校は、今日が終業式のところが多く、明日から冬休みが始まります。

冬休みは２週間ほどの短い休みですが、受験生にとっては、「天王山」ともいえる、重要な時期になります。

冬休みをうまく利用して、新年早々の総合テストに備えてほしいと思います。

「わかったつもり」が一番危険

冬休みには、各塾の「冬期講習」に参加される方もいらっしゃると思います。

その際に意識していただきたいのが

「わかったつもりにならない」

ということです。

特に「集団授業」の場合は要注意です。

この時期になると、「過去問」などを参考にした、難易度の高い問題を解くケースが増えてきます。

塾の先生は教え方が上手なので、話を聞いているだけだと、自分自身が

「わかった」

ような気持ちになることがあります。

ですが、この状態は危険です。

数日経って、いざ一人でその問題を解いてみようとしたら、解けない。

これでは「実力がついた」とは言えず、せっかく講習に参加している意味がありません。

話を聞いただけで満足せず、必ず

「自分一人でも解けるかどうか」

というところまで確認しながら、講習を受けてほしいと思います。

大事なのは「基本」

また、半数以上の人は「基礎固め」に時間を割いてほしいと思います。

「受験生は難しい問題を解けなければならない」

と思いこんでいる子が多いですが、こうした「難しい問題」で差がつくのは、ごく一部です。

ほとんどが

「基本的な問題を、どれだけ正確に解けるかどうか」

で差がつきます。

今の時期においても、まだまだ基礎が固まっていない子の方が多いです。

この冬休みが、基礎固めに集中できる最後の期間でもあります。

入試が近づいてきて、焦る気持ちもあると思います。

ですが、こういう時こそ、地道な努力に時間を割くようにしてほしいと思います。

自分と向き合いながら、着実に力をつける冬休みにして下さい。

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