公立高校入試問題雑感①
2016/3/14
忘れないうちに、解いた感想を書き留めておこうと思います。
第1回は「英語」です。
難易度は「昨年並み」かな、と思いましたが
問2Ⅱ(2)の英作文が厄介なのと、問4が多少読みづらいかな、
というところで、昨年よりもやや難と予想します。
問2Ⅱ(2)の英作文。
「高校でやりたいことを、将来の夢と結びつけて書け」
なんて、日本語でも書くのに困る子がいるのではないでしょうか。
この年代では、将来の方向性が定まっている方がまれだと思うので、
これは書くのに苦労したのではないかと思います。
ちなみに私は
「英語の先生になりたいので、必死に英語を勉強しようと思います。」
などという、人生で一度も思ったことのない文になりました。
問3の読解問題。
こちらは比較的解きやすかったのではないでしょうか。
しかし…、
登場人物に「男の子」「女の子」が出てくる
意見対立問題を解くといつも思うのですが、
大体「男の子」の意見は間違っていたり、周りから叩かれ、
逆に「女の子」の意見は正しかったり、みんなの賛同を得られますよね。
今回もKeiくんの意見は不評でした。
個人的には、Keiくんの意見に賛成なんですけど…。
問4「信州みそ」の紹介。
「信州みそ」にはすごいパワーがあるというお話。
自分もあまり知りませんでした。
これからは意識して「信州みそ」を食べるようにしたいと思います。
この問題もそんなに解きづらくなかったと思います。
ですが、普段料理をしていたり「家庭科」の知識がある子に
ちょっと有利に働く問題ではなかったかと思います。
5教科頑張るのも大事ですが、
技能4科もさぼらずやらないとね、という問題だと思います。
個人的には、長野県の公立高校入試で
最も合否を分ける科目は「英語」だと考えています。
というのも、ひねった出題はなく基本的な内容が中心なので、
得意な生徒にとっては高得点を狙える、
逆に苦手な生徒にとっては取れるところだけ答えて点数を稼ぐというのが
難しい内容だと感じるからです。
特に上位校を目指す子は、満点を狙うくらいの気持ちで準備をしてください。
そうしないと、思わぬ差がつく恐れがあります。
そして、対策ですが
「教科書の単語・基礎構文をしっかりと覚える」
これに尽きます。
先にも触れましたが、基礎知識が習得できていれば、
満点が狙える内容です。
逆に基礎知識が不十分だと、特に問4のような注釈が多い問題に関しては
わからない単語だらけで全く太刀打ちできないかもしれません。
「どのように英語の勉強をすればよいかわからない」という子は、
まず教科書の「単語」「基本文」を繰り返し練習し、覚えてください。
また、英語が得意な子は「教科書丸暗記」に挑戦してください。
中学校の英語の教科書は良質な基礎構文の宝庫です。
全部覚えてしまうくらいの気持ちで練習してください。
それから、「リスニング」対策も怠らず行いましょう。
配点20点は大きいです。