高校合格の、その先
2021/7/2
うちの塾は兄弟で通っていただいている
ご家族が多いです。
なので、高校に進学した卒業生の話を
聞く機会があります。
今も面談期間なので、
卒業した生徒たちの様子を聞きます。
みな、楽しそうに高校に通っているようです。
が、あまりお勉強の方はよろしくないようです
（特に男子）。
生徒たちには、中学生の時から
「高校合格がゴールではない。
スタートだよ。」
という話をしてきました。
高校に入って、人が変わったように
勉強を頑張る生徒がいる一方で、
目標が定まらず、ダラダラとしている
生徒もいるのが現状です。
正直、私が高校の時もそうでした。
「深志に入る」という明確な目標があった
中学時代はよく勉強をしていました。
ですが、いざ進学してしまうと、
合格したことの達成感と
「次は何を目標にすればいいのだろう…？」
ということで、完全に目標を見失いました。
「あの時、もっと勉強をしておけば…」
その後悔は今も残っていますし、
もし勉強をやり直すのであれば、
高校からやり直したいな、と思っています。
時代が変わっても、
「高校合格後の、その先」について、
いかに高校生の早い段階から意識させ、
努力させることができるか。
この部分の改善がなされていないように
感じています。
周りの大人が話をしても、
「どこか遠い世界の話」「他人事」
という感じで、なかなか生徒の心に
響いていかないな、と思います。
高校生の年代では
「同年代の仲間」の影響が
一番大きいと思います。
私の場合もサッカー部の友人が
東大を目指して勉強し、合格した姿に
大いに刺激を受けました。
いかに「集団」として意識を高めるか。
この部分の改革ができれば、もっと
生徒たちの可能性を高めることが
できると思います。
ただ、なかなか有効な手段が
思いつかないのがもどかしいです。
まずは自分にできる範囲で、
今後も生徒たちには
「高校合格がゴールじゃないんだよ」と
訴えていこうと思っています。
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