大学合格実績検証⑤ 松商VS松本第一VS都市大塩尻(2024)
2024/6/28
「いい高校かどうか」の指標の一つとして、「大学合格実績」というのは、間違いなく評価ポイントの上位に来ると思います。
そこで、気になる高校の「大学合格実績」をまとめてみようと思います。
※これまでの記事
→「大学合格実績検証① 長野VS松本深志(2024)」
→「大学合格実績検証② 松本県ヶ丘(2024)」
→「大学合格実績検証③ 松本蟻ヶ崎(2024)」
→「大学合格実績検証④ 松本美須々ヶ丘(2024)」
今日は、中信地区の私立3高校
「松商学園高校」
「松本第一高校」
「都市大塩尻高校」
の3校の大学進学実績を、比較してみたいと思います。
なお、これから挙げる数字はすべて、
の数字となります。
主な国公立大の合格者数
松商学園
東北大:2名
信州大:10名
茨城大:1名
筑波大:1名
横浜国立大:2名
新潟大:4名
富山大:5名
金沢大:1名
山梨大:1名
岐阜大:1名
都留文科大:1名
諏訪東京理科大:4名
長野大:2名
長野県看護大:2名
長野県立大:3名
松本第一
福島医科大:1名
信州大:5名
金沢大:1名
東京都立大:1名
都留文科大:1名
大分大:1名
諏訪東京理科大:1名
長野大:1名
都市大塩尻
東北大:2名
信州大:3名
筑波大:1名
群馬大:2名
新潟大:2名
富山大:2名
都留文科大:1名
諏訪東京理科大:2名
長野大:2名
長野県看護大:2名
長野県立大:1名
山形大:2名
福島大:1名
宇都宮大:4名
三重大:1名
和歌山大:1名
広島大:1名
高知大:1名
長崎大:1名
鹿児島大:1名
松商学園は、旧帝大の東北大に2名、地元の信州大に10名の合格者が目立ちます。
その他にも、近隣の国公立大学の合格者が多いです。
昨年と比べても、合格者数を増やしています。
松本第一は、なんといっても福島医科大(医学部医学科)の合格が目立ちます。
地元信州大には5名合格。
人数は松商や都市大と比べると見劣りしますが、昨年も一橋大学に合格者を出していました。
「ピンポイントで最難関大学に合格させる」のが松本第一の特徴です。
そういう意味では「少数精鋭」と言えるのかもしれません。
都市大は国立大学の合格者数が多いです。
旧帝大の東北大に2名合格を筆頭に、地元信州大に3名、宇都宮大に4名。
その他にも、全国各地の国立大に合格者を出しています。
都市大は
「国公立大学の合格者を増やす」
という方針に沿った進路指導が行われているように思います。
主な難関私立大合格者数
松商学園
慶應義塾大:3名
上智大:13名
東京理科大:1名
学習院大:1名
明治大:5名
青山学院大:7名
立教大:4名
中央大:3名
法政大:7名
立命館:3名
松本第一
東京理科大:1名
明治大:2名
青山学院大:1名
関西学院大:1名
同志社大:1名
立命館大:7名
都市大塩尻
東京理科大:2名
学習院大:2名
明治大:3名
立教大:2名
中央大:3名
法政大:1名
同志社大:1名
立命館大:2名
「早慶上理」
松商17(3)、松本第一1(3)、都市大塩尻2(0)
「GMARCH」
松商27(17)、松本第一3(11)、都市大塩尻11(6)
「関関同立」
松商3(5)、松本第一9(3)、都市大塩尻3(2)
※カッコ内の数字は昨年の数字
松商は国公立大学の合格者数も増えていますが、私立大で見ると、さらにその好調さが目立ちます。
最難関私立の慶應に3名、上智に至っては13名。この数字は県内トップ。
その他、関東の有名私立大の合格者数を増やしています。
「校長が変わると、学校が変わる」
ということを3年前のブログで指摘しましたが、その通りの結果になってきているのではないでしょうか。
今後も松商、要注目です。
松本第一は、私立でも人数的にはちょっと寂しい結果です。
ただ、関西の有名私立の合格者数が多いのが特徴です。
国公立大学の合格者数を見てもそうですが、第一は、松商、都市大とは違う、独自路線を歩んでいるような気がします。
都市大は、昨年は最難関の「早慶上理」の合格者数が0でしたが、今年は東京理科大に2名合格。
その他の大学群でも着実に合格者数を増やしています。
都市大は毎年のように合格者数を増やしているので、もはや驚かなくなってきました。
今後は
「東京一工(科)の合格者」
「早慶の合格者」
を出すことが目標になるのかな、と思っています。
あとは、「東京都市大」の合格者数を増やしたいところです。
東京都市大自体が人気があるので、なかなか難しいと思います。
が、内部進学者数が増えると、さらに「都市大の人気は上がる」と思います。
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