令和6年度長野県公立高校入試感想(総評)
2024/3/12
先日行われた
「令和6年度長野県公立高校入試」
の問題を解いた感想です。
※数学の感想はこちら
※英語の感想はこちら
※理科の感想はこちら
※社会の感想はこちら
※国語の感想はこちら
今日は5科目の「総評」です。
5教科合計は「上がる」と予想
まず、5教科の難易度予想です。
国語:やや難しい
社会:易しい
数学:やや難しい
理科:易しい
英語:易しい
国語と数学はやや難しく感じました。
が、それ以外の3教科は比較的解きやすいと思いました。
具体的な点数でいうと
国語:50~55点
社会:65~70点
数学:45~50点
理科:60~65点
英語:55~60点
で、合計275~300点の間、280点くらいになるのではないか、と予想しています。
まとめると
「国語と数学がやや下がり、社会・理科・英語が上がる」
「5教科合計も上がる」
と予想します。
過去2年と比べると、比較的解きやすい入試であったと思います。
なお、参考までに、
「昨年の予想」と「実際の平均点」
を比べてみると
国語:50~55点(55.7)
社会:50~55点(56.9)
数学:45~50点(51.1)
理科:45~50点(54.3)
英語:35~40点(45.0)
合計:240~250点(263.0)
※カッコ内が実際の平均点
という結果でした。
どの教科も、予想の点数内には入っていませんでした。
なので、まあ「当たらない予想」として参考程度に。
これからの受験生へ
今年の問題を一通り解いてみて、これからの受験生へのアドバイスです。
①基礎知識の習得
今年の問題を解いていて、まずはこれが頭に浮かびました。
今年の問題は、全体的に解きやすかった印象です。
なので、おそらく「点数勝負」になると思います。
「昨年は合格していた点数でも、今年は落ちる」
そういったことが、起こるような気がします。
こうした「点数競争」になった時には、
「いかに基本的な問題を落とさずに取れたか」
という点が重要になります。
その意味では、
「基礎知識の習得」
ということの重要性を、今回改めて強く感じました。
②過去問演習
次に「過去問演習」の重要性です。
「数学」に関しては、今年の問題を難しく感じた人が多かったようです。
ですが、色々な県の過去問に数多く当たっていれば、それほど極端に難しく感じる問題ではなかったように思います。
ただ問題を解くだけでなく
「なぜそうなるのか」
「どうしてそのように解くのか」
という点を、過去問演習を通じて、しっかりと考えながら練習する。
そうした受験勉強を心がけてほしいと思います。
③文系科目の強化
特に「松本三校」を目指す生徒さんは、
「国語・社会・英語」
でどれだけ点数を取れるようにしておくか、でかなりの部分決まると思います。
今年の入試であれば、社会と英語は最低でも80点以上はないと、きついのではないか。
そう思います。
特に「英語」に関しては、今年は解きやすい問題でした。
が、全国的な傾向を踏まえると、また難しくなるのではないかと思っています。
英語は一度つまづくと、取り戻すのがかなり難しくなります。
中1の最初から、しっかりと勉強を積み上げてほしいと思います。
また、勉強が苦手な生徒さんも「社会」は、5教科の中で点数が上げやすいです(ただし、『根性』が必要)。
「どこから手をつけたらいいか…」
となったら、まずは「社会」から取り組むようにしてみましょう。
最後に
今年の入試は終わりました。
今の2年生が、これから「受験生」として、長い1年を過ごすことになります。
先日、塾の生徒には、さっそく「なが模試」の案内をしました。
「これからまた、長い1年が始まるんだな…」
という気持ちです。
2年生は「まだまだ先のこと」と考えているかもしれません。
が、1年はあっという間に過ぎていきます。
後になって「ああしておけばよかった」と後悔することのないように、まずは春休みの課題にしっかりと取り組むようにしましょう。
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